北の大文字 北の大文字

「北の大文字」とは、年の暮れから年の始めである元旦午前0時に、上富良野町内を一望する雪で覆われた上富良野町日の出山ラベンダー公園に、縦70m、横50mの末広がり「大」の文字におかれた鉄杭約300本に上富良野神社から採火した御神火を、御神火ランナーが次々に火を移し、雪一面の暗闇斜面に浮かび上がらせるものです。

このイベントは、大正15年の活火山十勝岳噴火による泥流災害により上富良野町が受けた大惨事を偲び、また、その惨事から復興した先代先祖をたたえ、再びこの様な事が起こる事なく、積雪の季節に十勝岳が噴火しないことを祈り、あわせて町民の幸せと活力あるまちづくりへの意気込みを元旦に示すことが目的です。

また、斜面一杯に映し出された「大」の文字の中心から5本の「火」には、町に対する5つの願いが込められています。

  • 一.町民の健康とご多幸を祈願する。
  • 一.十勝岳の安全を祈願する。
  • 一.農業の豊作を祈願する
  • 一.商工業の発展を祈願する。
  • 一.若者が一体となり町の発展を祈願する。

もともとこの「北の大文字」は、上富良野町商工会青年部が町おこしイベントとして1987年の大晦日から88年の元旦にかけて「第1回」を実施し、その後その規模を少しづつ広げ現在は運営委員会体制で実施されこれまで36回開催されました。

現在、第38回の開催に向け、運営委員会を中心に準備を進めていきます。

イベント会場ではステージイベントなどが行われる予定です。

ぜひ、皆さんも新しい年を「北の大文字」で迎えてみませんか。